二重

「鬱」「俺」も常用漢字表に196字追加で大幅増

2010/06/07 17:05

文化審議会(西原鈴子会長)は7日、社会で使う漢字の目安となる常用漢字表について、「俺」「鬱」など196字を追加して「匁」など5字を削除し、計2136字とする改定常用漢字表を川端達夫文部科学相に答申した。年内にも告示される見通し。1946年の当用漢字表(1850字)、81年の常用漢字表(1945字)制定に次ぐ戦後3回目の漢字改革で、見直しは29年ぶり。パソコンや携帯電話など情報機器の普及で漢字使用が容易になった社会状況を踏まえて5年かけて審議、95字を追加した81年を上回る大幅な漢字増になった。前文に「すべての漢字を手書きできる必要はなく、それを求めるものでもない」と明記。「憂鬱」の「鬱」、「語彙」の「彙」など画数の多い漢字や難字も加わり、採否をめぐって意見が割れた「俺」も盛り込まれた。ただ、漢字を習得する上で手書きは極めて重要とも強調した。答申は「公文書や新聞など社会生活で使用する目安」としての常用漢字表の性格は維持。現行表同様、固有名詞にしか使わない漢字は原則入れないが、都道府県名は公共性が高いとして「岡」「熊」など11字を加えた。

【共同通信】